素のままでいる事,それが愛される秘訣
彼に好かれようと頑張ってしまう女の子ってたくさんいると思う。
私も以前そうだったなと思う。
この人に好かれるように,嫌われないように,と自分の価値を頑張って作って隣にいても劣らないようにと必死に背伸びをして歩いていた。
だけど,そんな恋愛って疲れちゃうんだよね。
■彼はすごい人だけど
もちろん,あなたが好きなのであればどんな彼と付き合ったって良い。
かっこいい彼。
賢い彼。
凄い企業で働いている彼。
だけど,その彼に並ぼうと無理して背伸びをしすぎると初めはうまくいっても自分が疲れてしまって,その恋愛が楽しい物ではなくなってしまう。
恋愛って本来楽しい物だ。
辛くなるための道具じゃない。
だから,必死になって背伸びしている自分を好きになってもらおうとするのは間違いだと思う。
私も以前付き合っていた彼はすごい人だった。
一流の大学を出て一流企業に務め,期待のルーキーだった。
そんな彼に「すごい」と言われたくて彼の仕事の分野について勉強して資格を取ったし,彼に話してて面白いと思われたくて好きでもないお笑い芸人のコントをみて面白い話し方なんかを学んだ。
そして苦手だけど掃除をしてあげたし,本当はやりたくないけれど洗濯もしてあげた。
そうやって献身的に彼の役に立とうと好かれようと努力していたのだ。
だけど,結果自分が精いっぱいやっているのに彼は見向きもしないし,なんなら他に女性を作って遊び惚けていた。
自分はこんなに真剣にあなたに向き合っていたのに!
そう思ったけど,彼は別に頼んでないし,私が勝手に彼の役に立とうと一人で頑張っていただけだ。
これが尽くしすぎる女子の実態。
その後は「こんなにやってあげたのに」と自爆してけんかしておしまい。
そんな恋愛の終わり方を迎えて欲しくないなと思うし,今後私も迎えたくない。
■ありのままでいること
ありのままでいることってものすごく怖い。
彼がすごい人だと余計にそう思うよね。
だけど,最初あなたのことを好きになってくれたのはありのままの姿だろうし,彼は一人で家事くらいできるだろうし,自分に染まった人と話すよりは自分の知らない世界で自分の知らないことに目を向けている人と話すほうが楽しそうじゃない?
あなたは飾らなくても価値のない人間ではない。
普段からそう思えないかもしれないけれど,人それぞれ違ったいいところがあるし,得意なことがある。
私は法律に詳しくないけど,花のことは彼より知っているし。
どこのケーキ屋さんが美味しいか私は知らないけれど,彼はそれを知っている。
あなたが友達に与えるやさしさは尊敬できるところだし,ちょっとあほなところもかわいく見えるところだろう。
特別凄いことじゃなくていい。
ほんのちょっと自分と違うだけでそれだけで特別に思えるし,素敵に見えるんだよ。