素のままでいる事,それが愛される秘訣



 

彼に好かれようと頑張ってしまう女の子ってたくさんいると思う。

 

 

私も以前そうだったなと思う。

 

この人に好かれるように,嫌われないように,と自分の価値を頑張って作って隣にいても劣らないようにと必死に背伸びをして歩いていた。

 

だけど,そんな恋愛って疲れちゃうんだよね。

 

 

■彼はすごい人だけど

 

もちろん,あなたが好きなのであればどんな彼と付き合ったって良い。

 

 

かっこいい彼。

 

賢い彼。

 

凄い企業で働いている彼。

 

 

だけど,その彼に並ぼうと無理して背伸びをしすぎると初めはうまくいっても自分が疲れてしまって,その恋愛が楽しい物ではなくなってしまう。

 

 

恋愛って本来楽しい物だ。

 

辛くなるための道具じゃない。

 

 

だから,必死になって背伸びしている自分を好きになってもらおうとするのは間違いだと思う。

 

 

私も以前付き合っていた彼はすごい人だった。

 

一流の大学を出て一流企業に務め,期待のルーキーだった。

 

そんな彼に「すごい」と言われたくて彼の仕事の分野について勉強して資格を取ったし,彼に話してて面白いと思われたくて好きでもないお笑い芸人のコントをみて面白い話し方なんかを学んだ。

 

 

そして苦手だけど掃除をしてあげたし,本当はやりたくないけれど洗濯もしてあげた。

 

そうやって献身的に彼の役に立とうと好かれようと努力していたのだ。

 

 

だけど,結果自分が精いっぱいやっているのに彼は見向きもしないし,なんなら他に女性を作って遊び惚けていた。

 

 

自分はこんなに真剣にあなたに向き合っていたのに!

 

 

 

そう思ったけど,彼は別に頼んでないし,私が勝手に彼の役に立とうと一人で頑張っていただけだ。

 

これが尽くしすぎる女子の実態。

 

 

その後は「こんなにやってあげたのに」と自爆してけんかしておしまい。

 

そんな恋愛の終わり方を迎えて欲しくないなと思うし,今後私も迎えたくない。

 

 

■ありのままでいること

 

ありのままでいることってものすごく怖い。

 

彼がすごい人だと余計にそう思うよね。

 

 

だけど,最初あなたのことを好きになってくれたのはありのままの姿だろうし,彼は一人で家事くらいできるだろうし,自分に染まった人と話すよりは自分の知らない世界で自分の知らないことに目を向けている人と話すほうが楽しそうじゃない?

 

 

あなたは飾らなくても価値のない人間ではない。

 

普段からそう思えないかもしれないけれど,人それぞれ違ったいいところがあるし,得意なことがある。

 

 

私は法律に詳しくないけど,花のことは彼より知っているし。

 

どこのケーキ屋さんが美味しいか私は知らないけれど,彼はそれを知っている。

 

あなたが友達に与えるやさしさは尊敬できるところだし,ちょっとあほなところもかわいく見えるところだろう。

 


特別凄いことじゃなくていい。

 

ほんのちょっと自分と違うだけでそれだけで特別に思えるし,素敵に見えるんだよ。

 

 

【本】いつか別れる。でもそれは今日ではない

 

 

 

コロナの影響もあり,就活が停滞する中

就活に対してのモチベーションが下がってきています…

 

 

そこで最近,本を読むことを始めました。

本って大学に入って専門書を読む以外なかなか読む機会がなくなってしまって

高校生まではたくさん本を読んでいた気がするのに離れてしまうなんてもったいないよね。

 

 

一回前に読んだのだけれど,その時はまだ4年付き合っていた彼氏との時だったので

あまり「別れる」について考えたことがなかったので読んでいる途中。

 

「いつか別れる。でもそれは今日ではない」

 

 

はじめこの本を手に取ったのはこのタイトルに惹かれた。

否定しているくせに肯定もしている,何とも不思議な題名だよね。

 

付き合うことに対して「どうせ別れるんだから」という内容かと思いきや

恋愛だけではなく人間付き合いに共通することが書かれてる

 

 

私は小学生になったころから人間関係が苦手だった。

周りの子に対して好き嫌いを態度で示し,グループを作り始める女子たち。

好きな子にはちょっかいを出し逆に嫌われる男子たち。

 

きっと私は周りに合わせるのがその頃苦手でちょっと浮いていたんだと思う。

人一倍周りの評価を気にしていたし,一緒にいる子に対して親の反応を気にしていた。

 

 

今思えば懐かしい。

その癖が中学に入っても,高校に入っても抜けなくて,

高校で本当に仲のいい友達はいなかった。

いつも一人のような気持だった。

 

だから修学旅行の夜の時間は嫌いだったし,一人で荷物の整理をしたりした。

寂しい夜だったな。

 

 

大学生になってようやく素の自分を出せるようになって

自分にも自信が少し持てるようになった。

 

今のほうが高校の時よりも友達が多い気がする。

もちろん,よっ友(挨拶だけする人)も多いけど,自分が困った時に頼れる人は

上にも同期にもたくさんいる。(下は今でも少し苦手)

 

 

それはきっと大学に入って大きく環境が変わったからだろうな。

高校の時って同期にしかつながりがなくて,部活の先輩には軽口たたけないし,後輩には威厳をもって接してもらう風習?みたいなのがあったし

 

大学生になって,クラスというものがなくなって大きな縛りがなくなった今,

自分で接する人を選ばなくちゃいけなくなった。

だけど頼るきっかけは増えた。主に勉強だけど…

 

 

あとはサークルもいままでよりもかなりの数の選択肢があったし,

なによりたくさんの人がいた。

 

私は一つのサークルにしか所属していなかったけれど

それでも100人くらいの団体だったし,学部が違うたくさんの人に出会った。

そこでもちろん恋もしたし,ケンカもしたし,達成できたことに涙したこともある。

 

 

今思うと本当に大学に入って私の人生観は大きく変わったなと思う。

 

 

今ではほぼ毎日連絡を取り合う友達もできた

何気ないことも真剣なことを話せる友達もいるし,

就活で頼りにできる友達もいる(笑)

 

 

 

 

話が逸れた。

いつか別れる,そんなことはわかっている。

 

けれど普段からこの関係を当たり前に思い,無くならないものだと私たちはいつの間にか無意識に思い込んでいる。家族が一番そういう存在だろう。

 

恋人は特別な関係ではあるけれど「別れる」が一番自覚しやすい関係だと思う。

友達はケンカした時以外は「別れる」なんて考えもしないだろう。

いつ何時もそばに当たり前に存在している家族が一番「別れる」から遠い。

 

 

けれど,明日何が起きるかなんて神様にしかわからないのだ。

今,コロナウィルスが猛威を振っているからこそ少し自覚している人も増えているだろうけど家族だって当たり前じゃないんだ。

 

 

 

つまり言いたいことは「明日会えなくても後悔しない」ように人に接していこう,ということです。

一番彼氏に言いたいことなんだけど。(-‗-)

 

 

 

彼のくれる愛を知る

彼がしてくれない,そんな風に思う恋愛はいつか終わってしまう。

連絡してくれない,会ってくれない。
彼がしてくれないことは数えればいくつでもあるだろう。
好きって言ってくれない,かわいいって言ってくれない。

くれない恋愛は不安ばっかりで大好きな彼とお付き合いしているはずなのに,どんどんしんどくて不幸せになっていく気がする。

きっと男女の違いが大きいんだろうな,とも思う。

男の人で彼女から連絡がなくて,と悩んでいる人をあまり見かけない。
私の男友達でも彼女がいる人は何人かいるが何かトラブルがあった後でなければ特に彼女からの連絡が,とか愛情を感じないとかそういう不満を漏らすことをされたことがない。
もちろん男性が女性のように会話で問題を解決するわけではない人が多いからなのかもしれないけれど,悩んでいる人は少ないように思う。

まして,連絡を愛情と捉えている男性が少ない。
恋愛初期は男性も連絡を頑張っている,という人は多いし実際今まで付き合ってきた彼氏もそうだったように思う。
4年付き合った彼も最初はマメに返してくれていたけど,途中から1日に1~2往復が普通になっていたのを覚えている。

なんなら彼女から連絡がなくても平気という人もいるんだろう。どうしたんだろうと心配になることはあるかもしれないけれど,それで彼女が自分のことを嫌いになったのではないかと考えるという人は周りでは聞いたことがない。(極度でなければだけど)

つまり彼にとって連絡する=好きは成り立たないのかもしれないし,連絡する=彼女を安心させるくらいの気持ちでいるのかもしれない。

そう考えたら,自分が当たり前に思っていることでも,彼にとっては愛情をもってしてくれることがいっぱいあるんじゃないかと思う。

確かに初期の頃から減ったかもしれない,絵文字が減ったかもしれない。
だけど男性は同性同士で毎日連絡とることはなかなかないだろうし,毎日連絡を取ること自体,あなたへの愛情なのではないかなと思う。

そういう視点で今の彼のことを考えてみたら,気持ちが覚めているのではないかと悩んでいたことがあほらしくなってくる。

毎日必ずLINEをしてくれる。
絵文字はないし回数は少ないけど,私の文章に対してちゃんと返してくれる。
先の予定を教えてくれる
ありがとうと言ってくれる
お土産を買ってきてくれる

これは最近私が感じた彼がしてくれたこと。きっと細かく見たら,してくれていることなんてもっとあるんだろうけど,大まかに考えるとこんな感じ。
前回会った時にケンカしてしまったけど,そのあともこんなにしてくれていることがある。

もちろん上記のことをあなたの彼がしてくれないからって嘆くことはない。私の彼はこうしてくれたけど,あなたの彼はあなたの彼なりに一生懸命に他の方法で愛してくれているんじゃないだろうか。

彼が口では言わないけど,愛をもって接してくれていることを知り,彼を信じようと思うことがはじめの一歩だと思う。自分の愛を疑わないで。

さよならの準備

 

恋人関係ってなんでこんなにもろく感じるんだろうか。
好きという感情があるだけでどうしてこうも友達と違うのだろう。

仲のいい友達は未読無視,既読無視,お互いお構いなし。
会うのだって1か月に1回会ってたら多いほう。

なのに恋人になると突然,
既読マークが気になるし,ならないスマホとにらめっこ。
次の週末は会えるかなともやもやする。

友達だと気にならないことが気になって,恋人の言葉で一喜一憂する,バカみたいだ。

でもそれってきっと彼に依存しているからなのかもしれないとふと最近気づいて,付き合う前の日常を思い出した。「私,彼に会う前はこの夜をどう過ごしていたんだろう?」

彼が既読したまま,返事が返ってこないとき。
彼は今私のことを思い出していないんだろうか,と考える。
誕生日にあげたプレゼント,おそろいの香水,ドライフラワー,部屋着。
あの部屋にも私を思い出すようなものはたくさん置いてあるのに。

友達に彼の話をしていたらもしかして次会う時には別れ話をされるんじゃないかと急に不安になった。別れ話されたらどうするの?という友達の疑問に明るく「引き留めるよ」と言った一方で変に落ち着いている自分がいる。
もし「別れよう」,そういわれたらわたし,なんて言うんだろう。

笑って「そっか」と力なく言うかも。
「まだこんなに好きなのに」
「あなたを幸せに出来なくてごめんね」

別れを告げられても泣いている自分は想像できなくて,恋人との別れをさらりと受け入れようとしている自分に悲しくなった。
大人になったな,と思った。


学生までは恋人が自分の一部になっていてその割合が大きかった。今となっては自分の一部であるかもしれないけど切り離せるものであって,その部分がなくても私は成り立っている。
一人で過ごすこともできるし,彼と会って恋人との時間を過ごすこともできる。
そういう大人になった。

だからといって恋人との時間も自分であるから完全に切り離したときは痛くて苦しいんだろうな。
そのつらさをから自分を守るために少しでもさよならの準備はしておかないといけないかもしれない。彼がそこにいない未来が来る前に。

ただ,ネガティブに別れを考えるというよりも自分のために別れた時のことを考えたい。
彼と付き合う前の自分は何をしていたか,休日どう過ごしていたかを覚えているだけで彼が突然フェードアウトしたとしても悲しみだけに溺れることはないだろう。別れて苦しいのはもちろんだけど「この人はもったいないことをしたな」と自分は自分で次に進めることができる。
いつまでも悲劇のヒロインでいることは自分の人生を無駄にしていると思うし,次のいい出会いのために勉強になったと割り切れたほうがずっといい。


それは付き合っている間も同じことで,彼が忙しい人は特に考えたほうがいいと思う。

彼が忙しくて会えない,悲しい。

そういうネガティブな感情でいると,彼にやっと会えた時に嬉しさはあるものの,どうして私に時間を割いてくれなかったんだろう,もっとかまって,みたいな拗ねた気持ちも表に出てきちゃう気がする。
こじらせ気味な女の子のやりがちな態度,かわいくない。。。


せっかく会うなら楽しい気持ちで会いたいし,かわいいと思ってもらいたい。この子に会うと癒されるな,と思ってほしい。

久しぶりに会った彼にポジティブな気持ちで会えるのって,彼と会っていない間に充実していて会えないことが気になってなかったときだと思う。
友達に久しぶりに会う時ってまさにこれ。
友達に会えなくて拗ねることはなし,会えないことは普通だしその間に自分の好きなことをして過ごしている。

なかなか彼と会えない時間を充実させようと言われても簡単に実行できないのが普通だし,何をしたらいいかわかんないのが当たり前だと思う。
ちょっとポジティブにさよならの準備をすることで自分の生活も充実するし,彼への依存も減るんじゃないかな。

恋愛依存気味の私が彼氏の連絡頻度について考えたこと。

いつも誰かと付き合うと絶対にぶつかる問題。

付き合い始めはあんなに連絡くれたのに。
毎日電話くれたのに。

今では既読スルーされるし,連絡返ってこないし,寂しい。

私も今ちょうどその問題に直面している。
夜11:00。

こういう時ってヤフー知恵袋に頼ってしまいがちだよね。
「彼氏」「連絡減った」「冷めた」「既読スルー」「未読無視」…

ありとあらゆるネガティブワードをつなげては検索し,だれか知らない人の言葉に傷つき,さらに検索する。
でもそんなことをして,答えは見つかるんだろうか。
どうしてネットの顔も知らない人たちが私たちの関係について言及したことについて信じてしまうんだろう。そこには答えはないのに。

私の話。
前にあった時に彼氏とささいなことで喧嘩した。私が不満を感じ,感情的になったら彼はそういう風に言われるのがきつい,と。今後を考えることができない,別れも考えてる,と言われた。
その後ちょっともめて仲直りしたのかしてないのかみたいな曖昧な感じでお別れしたから私はもやもやしっぱなしだし,彼に振られたらどうしようという不安が自分の心を覆い隠していった。

連絡が遅い,既読スルー。

不安で不安で仕方なくてひたすらネットでネガティブワードを並べて答えを探して何時間。
彼からのいつもと変わらないラインが着てそれだけで心が一瞬で軽くなった。こういう時,本当に彼氏の存在の凄さを感じる。
(でもそれって彼氏に依存しているからなんだと思うけど)

ちなみに私たちは付き合いたてから毎日ラインをしてておはようを言い合ったり帰ってからも連絡を取ってて1日4~5往復位,電話も週1回,会うのは週1~2回だった。
頻度が減ったな,冷めたのかなと感じたのは相手からのおはようがなくなったり,1日のラインが1~2往復になって電話も2週に1回くらい。絵文字もなくなったな~と文面にも気になるポイント。
他の人が聞いたら普通じゃない?と思うくらいの頻度なのかもしれないけど,どうしても付き合い立てと比べちゃうと気持ちがなくなっちゃったのかなって感じてしまうんだよね。

それからというもの,彼氏から返信来ないと不安で仕方ない一方で,私の彼氏ってそんなに意地悪な人だったっけ?って思うようになった。
まだ付き合って半年くらいだけど,さすがに彼がどんな人なのかはわかってくる頃。
わざわざ私を苦しめる事をする人だったっけ?とちょっと疑問が生まれた。

以前も連絡が減ったな,冷められたのかな?って思うことがあって「冷めてない?」って聞いたことがあったけど,彼自身はそんなことに気付いてなくてうまくやっていると思っていた,と言っていた。
もしかして,彼の連絡が減るのは無意識で,特になにも意味がないのでは。。。?

そこから急に考え方が変わった。

「既読スルー」→仕事中で返信はすぐできないけど,未読のままのほうが心配しちゃうかもしれないから既読しておこう。っていう読んだよ!を伝えるやさしさ。

「返信が遅いこと」→二人の関係が落ち着いてきたから前ほど頻繁にラインしなくてもいいし,ラインしなくちゃ,っていう意識が薄れた。仕事忙しいことは理解してくれてるし,目の前のことをとりあえずやらなくちゃ。

彼の立場になって考えるとなんだかその行動がストンと自分の中に入ってきてものすごく納得し,不安が一気になくなった。
ネットでマイナスなループをしているよりもずっと精神衛生上いい。
彼のことを理解しているのはネットの人じゃなくて私だし,私が彼の立場になって考えてみたらいい。

そもそも連絡が遅くても,連絡をしてくれること自体,愛を感じる行為に思う。
嫌いな人に対しては私は一切連絡を返さないし,別れたいと思ったら1回長く未読して既読スルーしてからすぐに別れたいと言う。何回も同じことを繰り返さないし,早く別れたくなっちゃうからすぐに伝える。
男女や性格の違いはあるかもしれないけどね。

連絡が減ってくる時期って彼氏は気持ちが落ち着き始めて,彼女は盛り上がっていることが多くてずれが生まれてくる時なのかもしれない。だけど,彼氏に私のわがままだけを押し付けるのは違う。
彼は私の所有物ではないし,一人の人間だし,彼には彼の人生がある。そう考えたら自分にばっかりべったりしている彼は面白みがないなあとも思う。逆も同じだよね。

私は前の彼氏がとってもひどい人で何回も浮気されてしまったからきっとこじらせてしまっていると思うけど,少しずつ大人な考え方になるように,彼に負担ばっかりかけないように二人のちょうどいい距離感を見つけていきながら一緒に歩んでいけたらいいな。

元に戻った恋人たち

先日、一度別れた恋人と寄りを戻した。


いわゆる復縁だ。








2つ前の、4年も付き合った彼氏とは別れた直後復縁したくてたまらなかった。Twitterでもいわゆる復縁垢を探して、恋愛カウンセラーの復縁に重点を置いている人のツイートを保存しまくり、連絡をとっていない期間を冷却期間だと言い張り相手のラインを何回も見返した。
別れてから何回かデートをしたけれど、結局復縁することはなかった。あんなに復縁したがっていたのに、しばらく恋人なしで生活していたら周りの友達や家族の誘いが増え、狭かった世界から抜け出したからだ。

当初わたしは、恋愛ばかりに執着していて生活は「恋愛」と「それ以外」だったのだ。今となっては依存しすぎていた恋愛から解放してくれたことに感謝している。恋人と喧嘩してかなりダメージを受けていた時のわたしを、周りの人は手に負えないと思っていただろうな。



さて、話は復縁したことに戻る。復縁した。でも一旦縁が切れて冷却期間を取ったわけではない。以前もこちらで書いていたように、別れたのに別れていないような生活をしていた。きっとそれはわたしが学生だからであって、彼が在宅で仕事をしているから成り立っていることだと思う。学校が終わってからその人の家に行って、ご飯を食べてから仕事している姿を眺める。わたしも手元の作業をしながら、たまにおしゃべりをして、笑う。好きな曲の話をして、流して、と言われたらiPhoneSpotifyでお気に入りの曲を流す。お風呂に入ってさっぱりしてから夜食を買いにコンビニへ散歩する。

そういう日々が別れてから何日かあった。
週1の時もあれば、ほぼ毎日会うこともあった。(おかげで寝不足の時もあった)

恋人じゃなくてもよかった。名前のつかない、曖昧な関係のまま、いつまでもいられればよかった。



でもこれって女の子にとってめちゃくちゃしんどいことなんだ。別れたのも、わたしが相手のことを嫌いになったとかではなかった。とても好きだったけれど、忙しい彼に普通の彼氏のような役割は難しかったようだ。外に出かけよう、と言っても仕事が入ったり、寝れていなくて疲れていたりと何回もドタキャンされた。今はそばでその仕事ぶりを見ているからどれほど忙しいかなど手に取るようにわかる。仕事をしている姿はとてもかっこいいけどあまり無理しないでねとも思う。


それで、別れてからもたまに家に行っては家事をしてたり食事したりしていたけれど、たまになんとも言えない不安が襲ってくる。わたし、このままでいいんだろうか。

悲しくなって密かにトイレで泣いたこともある。彼は鈍感なところがあるからわたしがこっそり泣いていたことなんて気づいていないだろうけど。


そんなふうに過ごしていたら悲しみがどんどん大きくなって、爆発した。こんなに近くにいるのに手に入らないその人と一緒にいるのがしんどいと思ってしまった。その様子にはさすがに気づいたのか彼が熱心に話を聞き出そうとしてくるので、言わないつもりでいた本心を話した。話して、じゃあもう会うのやめようか、と言われる方がものすごく嫌だった。
けれど、彼はごめん、と謝ってから沈黙してそれから付き合おうか、と言った。




この前までの関係に名前がついただけであまりお互いに大きく変わることはなかったけれど、名前がつくことの安心感はすごい。人間はわからないものが怖い、だから名前をつけるんだというのをどこかで読んだ。名前のついた関係に安心している自分にやけに人間らしさを感じて、ちょっと滑稽だなと思う。

人間関係とアップデート

 

 

暑かった秋がいつの間にか過ぎてしまい,寒い秋になった。

金木犀はこの前,台風の雨によって花びらが落ちてしまってあの甘い匂いが漂う秋は去ってしまったなあと帰りの自転車に乗りながらあの匂いに思いを馳せる。

 

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最近,人付き合いの難しさを実感している。

 

ひとつはどの人付き合いに多くの時間をかけるかという問題だ。

わたしは今,やりたいこと(もしくはやらなくちゃいけないこと)が多くて人付き合いに多く時間を割いている余裕がない。といっても私の要領が悪いだけな気もするが。

 

実験,学会準備,資格試験,勉強,教習所…

 

一日のスケジュールをタイトに決めながらもすべてをこなすのは難しい。そして最近は実験で作った化合物たちのことばかり考えているような気がする。そういう点では大学生っぽいなあとしみじみしている。

 

さて,人付き合いについてだが,やはり優先順位は決められてきてしまう。

一番はもちろん今いる社会的な居場所にあるコミュニティは多くの時間を割いているだろう。なんなら一番話すのはそれこそ今いる研究室の同期な気がする。一日のほとんどを研究室で過ごしているときは必然的にそうなってしまう。

 

そして家族。兄弟とはくだらないことでも会話は成り立つし,特に何を気にするでもなく考える必要もなく話が進むので気が楽であるということも一つの要因であると思う。

 

友達。予定が詰まっているときに限って多方面から遊びの声がかかったり久しぶりの再会の機会があったりする。私は交友関係が広く浅くなので,毎回同じ友達と遊ぶというよりかは久しぶりの友達と会う,ということのほうが多いような気がする。急に声がかかるので結構予定を把握しきれていないことがあってちょっとひやひやしている。

もともとLINE不精なこともあって,会おう!の後の予定決めに返信してなかったりして話が全く進んでいないなんてことが多い。(気を付けよう)

 

そして恋人。前まで最優先順位は恋人!!!!っていう恋愛至上主義だったのだけれど,4年間付き合った彼に振られ,次に付き合った人が放任主義(?)だったこともあり,恋愛への執着がかなりなくなった。昔の私を見ていた人はかなり変わったとほめてくれる。恋愛は執着しがちだけど,ひょんなことでいきなり抜け出せることができるので恋愛依存している人も希望を持ってください。(依存を抜けたことについてはまた書こうかな)

 

話を戻して。

恋人なんだけどこれが一番厄介な気がする。そして今一番の悩みである。「恋人」っていう名前が付くだけでなんでこう特別になってしまうんだろうか。所詮,友達の延長じゃないかと最近思ってしまう。(あの青春時代のきらきらした気持ちはどこに行ってしまったんだろか)

恋人という名前がついただけでなんで毎週会わなくちゃならないのか,とか

毎日連絡とらなくちゃダメなのか,とか

(私が恋愛に対して覚めすぎてしまっているだけなのか???)

 

恋人って言えどもその優先順位は友人と変わらないんじゃないかと最近は思う。だから,恋人に次いつ会えるか,という約束を前々からすることもないしわざわざ週末を開けることはしない。他の多くのことにも時間を割きたいからね。

だけど世の中にはきっとこの持論に対して不満を言う人もいるだろう。せっかく付き合ったのに,付き合っている意味なくない?ってな。それもそうなんだけど。

 

 

 

ふたつめは実際会って何を話そう?ということだ。

私は割と沈黙が苦手で,よく一緒にいる人以外と沈黙になった時内心焦っていることが多い。つまらないと思われているかな,とか何か話さなくちゃいけないとか。仲のいい友達とはそう思わないから不思議よね。

 

研究室のメンバーも毎日一緒にご飯を食べていると話のネタが尽きてしまうか,研究の話がだらだら続いてしまう。あとは仲のいい友達でも就活の時期はずっと就活の話だけしていたり。そうするとまたこの話題だ,何話そう?という考えが頭の中を占めてしまってそれ以上前に進めなくなって愛想笑いの連発をしてしまう。えへへへ。

これがすごく嫌でどうしたら会話にのめりこめるのかと悩んでいたのだけれど,これが久しぶりに会った友人と昼食をしたことで解決した(ような気がする)

 

久しぶりに会った友達って会えない期間何していたか,とか最近自分の身に起こったその人が知らないことを話すことが多いように見える。なんなら話したくて相手が話しているのをせかしてしまう。

ここでいつも反している友達との違いを考えた時「自分自身のアップデート」が思い浮かんだ。

 

新しい自分。

例えばわたしなら,恋人と別れたとか新しい資格の勉強を始めたとか。

 

そういうちょっとした変化を持つことでいつもの友達にもアップデートしている私を見せることができるんじゃないか。

自分をアップデートすることは意外に簡単だ。新しい情報を取り込んで何かしら実践すればいい。

ニュースでもいい。知らなかったニュースを聞いてその関連の話,例えば企業のこととかを調べてインプットするのだ。

それから小説。読むだけで今こんな本を読んでいる,という会話のネタにもなる。ビジネス本なら実践してみることで自分自身のアップデートも可能だろう。

 

 

 

小さい頃から人間関係の悩みは尽きなくて今でも相変わらず悩まされている問題ではあるけれど,少しずつ改善していきたいと思う。でも「今は忙しいから」と後回しにしがちではあるんだけど。

資格試験が終わったら何か新しいことでも初めてみようかな。