【映画】この世界の片隅に

 

 

結構侮っていた映画。

 

 

 

 

 

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この世界の片隅に

 

 

いいよって周りから見た人に何となく聞いていたけれど

普段からあまりアニメの映画を観ないので敬遠していた映画。

 

 

同じように敬遠している人がいたらぜひ見てほしい!!

 

 

 

 

「戦争の話」ときいて

こわそう・むかしっぽい・まじめそう

等々…いろんなマイナス要素を持つ人も多いと思います。

 

私も戦争の話と聞いてあまり見ようとは思わない。

だって暗そうだし、こわいし、グロそうだし、まじめな話で結論がわかっているような気がするから。

 

 

 

 

たしかに戦争の話ではあったけれど、

この映画はそういう部分も含みつつ、その頃の生活や恋愛事情とか当たり前だった世界も一緒に教えてくれる。

 

 

のほほんとした主人公のすずちゃんも魅力的。

初めはほんとにのんきでおっとりしててやさしい子の代名詞のような子だったけれど、お嫁に行くことでそののほほんとしたところもありつつも大人になっていく姿がほほえましくまぶしく感じる。

 

 

 

今は好きな人と一緒に過ごし愛を育んだ末に結婚に至ることが多いと思うけれど、昔はお見合いが当たり前だったんだなあと思う。

まず、恋愛をしてから結婚という概念がなかったんだろう。

すみちゃんが近くより遠くにお嫁に行きたいと言ってたところからもわかる。ヒトじゃなくて場所なんだな、と。

 

 

 

 

 

 

私は中高生のときにしつこいほど原爆や戦争のことについて学ばされた。

学ばされたというとあまりよくない表現だと思うが、その頃はそう思っていた。せっかくの修学旅行は広島で、原爆ドームを見に行ったり、原爆に関する展示を見に行った。

その頃はほかの学校は京都に行ったり、海外に行ったりそれらしいことをしているのに、と。

 

 

 

でも今思うとそれでよかったなと思う。

修学旅行以来、広島には足を踏み入れてない。

きっと修学旅行で行かなかったら原爆ドームは見に行かず写真でしか見たことなく一生を終えていたかもしれないなあと思う。

戦争や原爆への関心もいまいちだったろう。

 

 

 

 

すみちゃんが最後みせる痣はどのくらいの人が意味を理解したでしょう。

 

 

 

 

 

この映画は大人はもちろんだけど戦争や原爆からほど遠い若い人に見てほしいなと思う。戦争の話だからと言って敬遠しないでほしい。

 

とても面白いから!

原爆の話を中心にしちゃったけど、原爆の話は最後の最後だしそれまでは今と違う日本の生活が見えるから!ぜひ!!!!